サツキとメイの家(1/35)


サツキとメイの家さんけい改造
二階部分も作りたくなり、図書館で借りてきた参考文献。愛・地球博の際に建てられた建物の製作記。恐らくこのキットも参考にしていると思われる。
X上で色や紙質がほぼ同じ紙があるという情報を頂き追加購入してみた厚紙。
一先ず外枠だけ作ってみた雰囲気確認。この時点で完成品の収納をどうするかの課題に気付く。
床。この部分に限らず色鉛筆で何色かに塗分け。
どんぐりが落ちてくる階段。この時点では全体の構成が分かっておらず、歪みなく作るのがかなり難しかった(少し歪んだ)。この歪みにも後々苦労させられる。
この部分に限らずさんけいキット、というか多くのペーパークラフトの欠点として合わせ目が目立つ。
内側も外側も目に付くところはこれまでのキットと同じく厚紙の余白部分の表面を薄くはぎ取って壁紙の要領で貼り付け。この部分に関しては非常に面積が大きく、余白を切り出すのに苦労。追加購入した厚紙は表面剥ぎ取りには向いておらず、元のキットに一か所だけギリギリ切り取れる部分があり助かった(使わなかった外壁パーツ)。
二階部分を作るためにはキットでは省略されている廊下側も作る必要があり作製。ただし参考文献と見比べるとキットは微妙にアレンジがなされていて少し位置関係が異なる。本当は二つの扉の間に白壁はない。
一先ず箱組み。この時点で手作業切り出しによる部品精度と組付け精度で少し歪みが発生している。
二階を付けるとどうしても電灯を点灯させたくなるものの配線に悩む。厚紙三枚の真ん中のものに溝をつけて配線を挟み込む。
この時点ではまだ二階の床(一階の天井)を取り外し式にすることを考えていたが、精度と強度を考えて最終的に天井は固定することに(飛び出した電灯がなければスライド式にできたと思うのだが)。
(完成後は実はそこまで見えないが)ラジオは厚紙の合わせ目が気になったので、ペーパークラフトでのルール違反?で思い切って瞬間接着剤で固めてからパテ整形。
本棚は自分が1/150で行った、箱組に正面から見た時のシールを貼る方式。簡易的で良い方法だがこのサイズだとやっぱり立体感が欲しくなり…
完全な苦行モード。想像以上に時間がかかる。側面、後面パーツはキットのものをそのまま使ったが、作ってみて気付いたがこの本棚は奥行きがあり過ぎる…
キット付属の木箱なども木目を入れたり、鞄なども合わせ目消したりちょこちょこ加工。
未整理の本。キットに付属の大判のものはスケール換算すると大き過ぎる気がしたので使用は最小限に。一つ一つ糸で縛る。
ある意味このキットで最も大切なアイテム、メイちゃんが摘んできた花。奥側がキットのもの(を薄く剥いだもの)。少し大き過ぎる上形もヒトデのようなので手前のように作り直し。一つだけ裏返っているのが正しい?
作りこんだお父さんの仕事机。ここで使用する本は資料は自分で極小印刷したものを使用。後から調べると縄文文化の本を並べるべきだったようだが、制作時にの管理人の興味から考古学的に魏志倭人伝を読むとどうかを研究している設定。裏設定によるとお父さんは翻訳の副業もしていたらしいので魏志倭人伝の翻訳をしているのか?
キットに付属のカレンダーは八月のものだったがメイちゃんが花を摘んだのは五月なので劇中のシーンを参考に五月のものを自作。劇中では左側の壁に貼ってあったが実際にはスペースがなくここに貼る指定。電灯は点灯化加工までしたかなり繊細な完全スクラッチ。
屋根も仮組して両方点灯させてみたところ。
天井を付けると見えなくなってしまうのでその前に一階部分の記念撮影。カーテンは1/150の時と同じく色を付けたティッシュをそれらしく固定。1/150では省略したカーテンレールも付けた。
反対側。
少し角度を変えて。劇中では本がこの倍かそれ以上積まれていたが、よくよく考えたらそれだと平積みを許容しても本棚の容量を遥かに超えてしまっているため、「引っ越し前は一応本棚に収まっていてまだ整理が出来ていない」という設定にしてみた。
奥の階段にかかる部分の窓の作りは非常に独特で、実際に建てられた建物のも独特のカーテンの仕方をしていたのでそれを参考に。劇中では日本地図は垂直な壁に貼られており、何となくこの斜めの壁にポスターを張るのは不自然だが日本地図ならありえなくもないので劇中設定優先。その隣にあった土器のポスター?はスペースの関係もあり省略
机側。一応額縁は下支えと吊るし紐まで再現。
天井を固定して二階の壁を貼りつけ。奥側の壁の窓は手前と同じ大きさで開口したがよくよく考えたら大きさが全く違ったのでこのあと大修正することに。
外壁の板は建物の歪みを吸収するために一枚一枚現物合わせで切り出し。適宜ペンキ剥げを厚紙の表面を剥ぐことで表現し、木目のスジボリをした後ウエザリング。この時点で二階の奥の窓は修正。片側の屋根を取り外し式にしたときの歪み矯正のために上辺に二本桟を取り付け。
屋根を現物合わせで切り出し様子見。後で気付くが屋根板とその裏の板の厚さを考えたら屋根の角を落とすところはもう一段手前の方が良かったか。
どうしても歪みが出てしまうので手前側は裏に磁石を仕込んで強制的に閉じるように加工。
現物合わせで何とか形になったところ。
色画用紙を貼り付けて屋根板表現。この貼り付けでも後になってミスが判明。貼り付ける時に画用紙側に水糊をつけて貼り付けたがその際に画用紙が膨張。貼り付け後に縮んで屋根が反る原因に。
手前側屋根を外したところ。狙ったわけではないが屋根裏に貼った斜めの梁が。ロックの役割を果たして組付け時の反りを防止。
一階部分のバルコニー。素組だとこんな感じでパーツの合わせ目が目立つ。
これをチマチマ断面部分に全て表面に薄皮貼って木目を入れてウエザリングをした状態。劇中では引っ越しの日にどこかの部品はメイが落としてしまったはずなのだが欠けていない。
柱は劇中同様根元が腐っているのを表現。キットのものは幾何学的な錘状になっていてリアリティがないので完全に作り直し。手前側は完全に腐って短くなって下にレンガを敷いて高さを合わせた激中の状態を再現。
シュロは幹部分は針金で芯を作った周りに凧糸を巻き付けたものを核に紙粘度で造形。葉は紙づくりの製品を使用。
劇中では枯れた葉が一枚バルコニーに引っかかっているのだが、そうするともう少し幹を高くした方が良かった。
240318掲載

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