京阪電気鉄道2400系A


以前京阪2600系ベースの大改造で同2400系を作製したが、その後そのものが 発売されたので、その間に発売された製品や技術蓄積も織り込むべく改めて作製。

2400系BANDAI B-train改造
一時期よりも中間車入手事情が改善されたためレイアウト用車両に関してはフル編成化を試みることにし、その第一弾として2400系を七連化。 車両そのものへの追加加工自体は従来の四連時と同様のことを実施したのだが、2400系はレイアウト走行時にはBトレインとは云え限界に近い R100カーブを走行するため、四連(TMMT)時には顕在化しなかった問題が続出し、その対策に苦労。
直線走行だけならば2M5Tでも走行可能なのだが、R100カーブとポイントとの兼ね合いで3M4T化しても脱線が頻発。 カーブやポイント通過時の動力車の牽引性能に僅かでも違いがあると後続車両が前の車両を押し出してしまうため、仮に全動力化しても解決するものでもない。
最終的に、動力位置、補重バランス見直し、動力全交換(結局バンダイの全軸駆動タイプ×3のTMMTMTT編成に)、連結器を小加工の上全てTOMIXの密連に 交換、電連ピンコネクタの一部交換、ハーネス長さ調整と再組み付け、車両内絶縁対策を実施。レイアウト側にもガイドレール追加(レイアウト130525記事参照)、レール段差調整加工 を実施し無事走行出来るように。
130525更新

2400系BANDAI B-train改造
編成全景。
今回は試験的にバンダイから発売された専用動力とトレーラー台車を使用し、また電連仕様としさらに3000系 と同じく走行方向限定の常点灯電飾仕様とした。
昼間時の前面。
夜間時の前面。運転手を乗せ、また光源はチップLED一つだが何とか行き先方向幕にも光が届くように工夫。
昼間時後面。
夜間時の後面。3000系とは違い、テールライトにも光ファイバーで直接導光する工夫をしたのでかなり明るくなった。
別の角度から。
電連及び屋根上の様子。なお、走行性能そのものは転がり抵抗や動力車の集電機構の信頼性からKATOの小型動力台車の方が上のようで、 分解して電連化する時の困難度もバンダイのほうが上。ただ台車が無加工で付けれるメリットも大きいので今後どうするべきかは悩みどころ。
参考に奥からNゲージ(グリーンマックス製)の無加工既製品、今回の新作Bトレインの無加工素組み、前回の2600系からの改造、今回のもの。
'11 07月完成
110813掲載

製作記  鉄道 

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