京阪電気鉄道5000系


1970年登場の、日本初の、そして最後まで残った多扉車。ラッシュ時には5扉を使用し、日中は中間の2扉を締め切り、 天井に隠された簡易椅子が降りてくるという非常に有名な構造の車両。
管理人の最も好きな発売を待ちに待っていた系列で、比較的Bトレイン発売に積極的だった京阪から、Bトレイン末期になって ついに発売された製品。末期の高騰価格やコスト削減による組み換えパーツや余剰パーツの削減の中、その当時としてはまだ 比較的それらが充実していた。ただし塗装色調が若干おかしかったり、実車の長期にわたる製造や改修で、拘ると色々要修正箇所 が多い製品でもある。

5000系BANDAI B-train改造
詳細は製作記の通りだが、車体は特に下半分の濃い緑の色調と、色の境目の 塗り重ね部分が帯になってしまっているのが気になり修正して再塗装。厳密にはそれ以外にも、窓扉大きさなど Nゲージ製品でも正しく再現されていない個車違いが残っているが…。
先頭車/中間車各1のセットから余剰車両をなるべく出さないために第2編成を選択。すると5002のパンタグラフ付き 先頭車屋根が必要になり改造加工。また抜きの関係上形状不良だったクーラー側面メッシュ部分形状も修正。
行先表示器付き前面パーツも新塗装後がプロトタイプと思われ、1990年代前半の状態とは細かな点が違うので修正。 当時は中間位置にあった、制御車はほぼ新造時の形態のままであった。また第2編成はスカート形状やジャンパー栓 なども違うので修正。
走行装置系は室内灯などの常点灯なしの昼間走行しようとして、動力車2両の仕様とした。
'21年 8月完成
210905掲載

製作記  鉄道 

TK Model Factory