岳南電車比奈駅。現在無人駅化したこの駅舎に入っているドリームスタジオ501製のペーパーキットの改造。
完成品をダイソー製ケースサイズに合わせるためか駅舎西側が若干寸詰まりになっている以外はほぼ正寸でないかと
思われる。 詳細にみると間取りの細かい寸法、窓寸法がおかしいところが散見され、骨格を組んでから表面に仕上げ紙を 貼る独特の組み方、更にどこにどのパーツを使うのすら解読不可能な説明書と、綺麗に素組しようとするだけでも かなり骨の折れるキット。 細かいパーツはペーパー製の限界があるので代替パーツに置き換え、内外装ともそれなりに作りこんでみた。 設定年代は2021年末〜2022年初頭で、本キット発売時からの経年の違いも再現。 |
比奈駅 |
駅舎北向き道路側。2021年秋仕様をベースに一部2022年頃を反映した状態で制作。一部本来形状推定のためそれ以前の写真も活用して制作。 |
駅舎南向きホーム側。制作の詳細は製作記参照。 |
この写真の西側出入り口は2018年頃までは出入りできたが2022年現在は内部が物置化(?)していて実質締切状態。この最も西側部分が実際よりも少し寸詰まりになっている。また窓位置や大きさが実際と若干違うが今回はキットの仕様のまま制作。 実際のこの部分の室内は2022年現在レンタルレイアウトスペースとなっている。 エアコン室外機手前は用途不明の色々なものが雑然と積まれているが、模型で再現すると雑然とし過ぎるので2020年頃に作られたウッドデッキ(?)周辺以外は省略。 |
室内は外から見えやすい部分のみを簡易的に再現。比奈駅前の線路が撤去されたタイミングで廃品になった鉄道部品が入口付近に置かれている。 植木鉢の配置や旧改札窓部分のディスプレイは2022年春の状態を参考に。 |
配電盤なども再現。かつて有人駅だった頃に使用されていた改札員用の柵はキットにあった穴位置を参考に真鍮線で再現したが、 実際の写真と比べると少し大きく駅舎側に寄り過ぎていた。またその上の横長のガラス窓のある部分の横桟の高さも足りないが、 いづれも気付いた時には修正が困難であったためそのままにしている。 |
トイレはキットの部品を活かしつつ屋根部分をパテ積層で立体化。旧売店の封鎖された入口はボロボロになりささくれ立っているベニヤ板の状態も再現。 |
駅舎部分のみ電飾。左の写真に写っている側の駅舎内壁のキット寸法が実際と少し違うようで内部のものは若干キットに現物合わせ。入口部分の壁は作り直し。 全部で三つあるゴミ箱は一つ作って複製。スタジオ501が2015現在の比奈駅舎に移る前は、駅舎北東の、元々岳南鉄道の小屋を改修した所に店舗があった。 その店の入り口用に作った扉が貼り付けられている。そこに被るようにエアコン室外機後ろ辺りから近年蔦が生えだしており、成長具合は2021年秋の状態。 2022年現在では更に成長している。 |
2022年現在入手容易なダイソーのコレクションケースに合うサイズに作られており、それに合わせて制作。 |
前述の通り駅舎部分のみ電飾。実際には自転車置き場屋根や自動販売機、駅舎入り口右上のむき出しの蛍光灯(スケール通りに作るとケースと接触)、模型店の時計などが 光っているが電飾化の難易度が高いため省略。実物は鉛直だが、張り線する際に少しアンテナが傾いてしまっている…。 |
入口側。 |
ホーム側。 |
更に周りを暗くして。 |
全体。 |