鈴木オート '64(1/150)




映画『ALWAYS 三丁目の夕日'64』の中心的な建物。映画の前二作と同じく日本テレビサービスから1/150の情景コレクションとして所謂食玩形式で発売された製品。ぱっと見は良い感じなのだがスケールモデルとしてみるとトミーテックの建物コレクション製品とは また少し違った意味で手強い製品。


鈴木オート日テレサービス改造
完全素組の状態。全体的に大味なモールドと、壁突合せ部の側面が非常に気になるが…
原形はしっかりしているが軟質プラスチックでの製品化で歪んだと思われる建物コレクションと違い、このシリーズはどう考えても原型自体が歪んでいると思われる。画像中央の、建物入り口の土間部分に階段が付く設計になっているのもあり得ないミス。
さらにこのシリーズは実物取材や製作会社から図面データの提供を受けることが出来る立場と思われるにもかかわらず内部の間取りが成り立たない。その修正をするとほぼフルスクラッチになるので断念したが、シリーズ全体としてどう考えても建物の奥行き方向に明らかに短くなってしまっている。
上の写真もだが、建物を強引に接着し、見える壁パーツ側面部に板目を再現。また屋根瓦パーツ自体は建物が歪んでいる前提で切り欠きも斜めになっているのでその部分も修正。
このシリーズに欠かせないアイテムはミゼット。実際には年代考証的におかしく、そもそも車が本業の店の看板車が錆だらけなのもあり得ないのだが。このシリーズにも本車が付属してくるものもあるようなのだが入手困難のためトミーテックのものをベースに改造することに。
ただし型式としては劇中車は丸ハンドル初期のMP3なのに対して改造元はMP5。明らかに違うデッキ長さ含めかなりの大改造が必要。デッキも前端と後端の二か所を切断して短縮。
屋根形状(後端が高い)、側面窓形状(一回り小さく桟がない)を修正し屋根上も幌カバー式に変更。殆ど分からないがボンネット前端形状も少し丸みを帯びた形状に修正。
製品では省略されていた運転席後方窓を開口し、デッキに補強枠追加。フェンダーミラー追加。再塗装してウエザリングするが、屋号は省略。
完成状態。第一作からの増築、改良部分は出来て5年も経っていないはずだが映画のイメージ重視で少し強めにウエザリング。店先を中心に劇中シーンを参考に小物を色々スクラッチ。道路部分の路面は将来の拡張の可能性を見越して別パーツ。
鈴木夫妻はジャンクフィギュアを核にパテ盛り整形してそれらしく。ぱっと見分かりずらい変更点としては店舗軒が短かったので延長して作り直し。
三作目『'64』冒頭では店舗脇に放置のような状態で停められていたミゼット。廃車かと思いきや劇中で再度活躍。
この部分への出入りが少し謎のベランダ?製品パーツを歪みを極力修正して若干のディテールアップをしてそのまま使用。雰囲気重視で洗濯物を干して置いた。
裏側。前述の通り劇中の間取りを考えるとどう考えてもあと畳一〜二畳分奥行きがないとおかしい。板目壁や屋根瓦を修正。
トタン張りの増築部分。ある意味こちらの方が壁パーツの突合せ部分のディテール修復が困難。
増築部分の一階作業スペース。年代的に合わなくはない車を配置。劇中では縦に二台停められていたのでやはり奥行きが足りない。
奥の階段は製品でも再現されていたが恐ろしく大作りであったので目立つ手摺部分は真鍮線で作り直し。
屋外で夕暮れ時に。
別角度。
この写真が取りたく夫妻フィギュアを自作。
'25年 11月完成
251213掲載


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