東京都交通局6000形


1947年に登場した東京都交通局の路面電車用車両。製造された290両の多くは荒川線以外が全廃される前後に廃車されたが、 荒川線に残ったものも1978年のワンマン化に際して運用を外れた(6152が唯一長らく残存)。キットはビューゲル(屋根上)形状が大きく違っていたので完全に新規に 作り直した以外はキットそのまま。

6000形BANDAI B-train改造
ジャンクパーツを整理していたらTOMIXの鉄道コレクション動力に付属していたオプション台車側面が本6000形のものと 形状がほぼ同じでサイズも絶妙であることに気付く。コンテナ貨車用の軸間距離の短い台車パーツを強引に床板につけて取り付け。 下の方の加工前の写真と比較するとかなり引き締まった側面に。
合わせてジャンクパーツから運転手をそれっぽく乗せてみる。
ビネットも作りたくなり、収納ケースに合うサイズでボール紙と紙やすりで小型のものと簡易製作。
これまた購入したものの一度も日の目を見ていなかったカーコレクション初期のちょうど時代の合う車両をウエザリングして配置。
収納状況。
背景と合わせて。
210528更新

東京都交通局の歴史に詳しくないが、現在数奇な運命を辿り当時の形体に復元され保存されている6086を車番として採用。転属暦を 見ると該当する行き先及び系統板を掲げたことが本当にあったのか自信はないが、雰囲気重視で。
前方から。
キットがどこをどう参考にし、省略したのかよく分からないが、屋根上のビューゲル受け部分の形状が実車と大きく異なっていると思われ、また ビューゲルも当然ながら上げられない簡易化パーツとなっている。ビューゲルは適当なアフターパーツが皆無のため真鍮線で完全自作。
側面。ビューゲルは完全自作したのはいいのだが、そういう代物のため当然折りたたみ機構はなく、扱い(保存)が少々面倒な車両に。 なお、側面には透明プラ板を入れ窓ガラス表現はしており、また強度は落ちるが車内を埋め尽くす内部パーツは大部分切り取っている。
前面。
キットには方向幕が大型化される前後の前面が入っていたので、大型化された方は最末期の荒川線時代にあっただろう設定にしてみた。ただ、 この時には恐らく側面窓枠がアルミ?サッシ化され、下半分に転落防止棒が追加されており正にこの形態はなかったかも知れない。
前方から。
'14年 1月完成
140103掲載

鉄道 

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