JR西日本 新幹線0系


言わずもがなの世界初の超高速鉄道、東海道新幹線用に1964年に登場した系列。国鉄の様々な理由により 20年以上の長きに渡り増備され続け細かな仕様違いが多く存在。管理人の収集年代に現役で、手持ちの車両で 編成の一部が構成されており、なおかつ最末期まで東海道筋でひかり運用に充当されていたNH編成を再現。

新幹線0系改造BANDAI B-train
上記の通り手持ちの10両が含まれるNH編成(実際は16両編成)。90年代に入ると1000番台、2000番台として知られる マイナーチェンジ系列のほかに余剰が多く発生した食堂車などの改造車が編成中に不規則に組み込まれており、 10両が全て使用できる編成はそれほど多くない。作例はNH7編成。
象徴的な先頭部分はキットの状態ではBトレイン特有の側面との継ぎ目が非常に目立ち、また運転台下の肩(?)の部分が角張って しまっており実車と違う印象を与えていた。また前面と側面で白色の色調が若干異なってしまっており(側面が実車に近い若干黄色がかかった 白色なのに対し前面が純白)、その違いも非常に気になった。そこで前面と側面を完全に接着し継ぎ目を消し、形状も修正して再塗装を実施。
その作業途中の状態。側面の青帯の再塗装を回避しながらの作業。スカート部分の青帯は前面と側面で一部製品時の塗装の 乱れがありそのまま組むと段差が生じてしまっていたのでその部分も再塗装で修正。
屋根上は当時装備されていたパンタグラフカバーをTOMIXの分売パーツを利用して再現。また屋根上の汚れはブラシ塗装した後 ウエザリングマスターで仕上げ、艶消しクリアーし最後にスミ入れ。両数も場所も多いのでかなりの作業量。
今回は10両のうち2両を動力車(バンダイの動力ユニット3)とし、その前後の台車以外はキットの台車を改造して使用。 この0系は台車パーツの軸受け裏に最初から穴が開いている、初期の製品によく見られた仕様で、僅かな加工でありモノパーツで走行化可能。 金属車輪はロット格安購入してものの利用で、安価かつ走行台車よりも走行性能も上。
その台車製作中の様子。
使用した金属車輪がローフランジタイプだったのもあり、キットの台車を改造したものとバンダイの走行台車を利用したものとで 1mm弱の高さの差が生じてしまい、二種類の台車を履く動力車前後の車両が傾いてしまうため床パーツの台車受けを一旦切り取り 間にワッシャーを挟むことで高さを調整。写真では一番左がキットの台車利用のもので、その右側の台車の受けの高さを調整している。
全景。なお、車番はほぼ確認できないがデカールを自作しており、貼り付け後いつものようにクリアー保護を行っている。
'14 06月完成
140607掲載

鉄道 

TK Model Factory