伊豆箱根鉄道3000系


伊豆箱根鉄道で3000系の第一編成が製造されたのは1979年であるが、今回作製した第5編成は第4編成までで一旦製造終了後1987年に 最増備された編成であるため普通鋼製から軽量ステンレス製になったことを初めかなり構造が異なる。国鉄211系電車に準じた設計で、先頭車 前面も先に投入された大雄山線用5000系と同一。この実車と同じくBトレインの211系の車体を核に、グリーンマックスの(何故か)103系 キットにサービスパーツとしてついていた前面を合わせ大改造している。

3000系BANDAI B-train改造
3000系サービスパーツとしてついるという情報で入手したグリーンマックスの103系キットに書かれている車体は211系を利用という文言に騙され、211系の車体も 入手したものの制作にはかなり苦労した大改造作品。
まず車体側面は確かに211系とよく似ているのだが側面が平坦な211系に対し3000系ではRが付いており、裏に筋彫りを入れ前面パーツRに合うように修正。 妻面は完全に形状が違うが今回は目を瞑っている。
前面はマスキングが厳しかったが基本的にはグリーンマックスのキットそのまま。実車では目立つ車番は現時点で未再現。特徴的な連結器奥に見える構造物 及び先頭車運転台下の台車形状を簡易的にペーパー再現。台車本体は西武のものを流用。
恐らく実車では側面と前面の帯の色は同じはずなのだが、写真に撮ると少々違って見えるためそれを敢えて再現。また分かりにくいが乗務員扉などの シルバーも他のステンレスと少し色が違うのでそれも再現。
実は211系とクーラー形状こそ同じものの大きく形状が違った屋根上。中間車はそもそも2パンタグラフ車であり全く形状も違う。元のモールドをほぼ削り取り ランボードを追加し配管なども簡易再現。
先頭車もベンチレーター位置が異なり、クーラーより手前は元のモールドを一旦削り取って再度再現(このアングルだと追加リブが分かりやすい)。
先頭車前面。3000系のかなり特徴的な連結器奥の構造が見える。
'16 2月完成
160225掲載

鉄道 

TK Model Factory