国鉄EF58直流電気機関車


戦後の旅客輸送増大に対応するために幹線用に1946年から大量増備された直流用電気機関車。 基本的には戦前最後の設計のEF57の流れを汲み、台車枠で牽引力を受け持つ構造で前後にデッキを持っていた。 しかし製造不良、資材不足などもあり非常に品質が低く二年ほどで製造が打ち切られた。 1952年以降新設計で追加増備され、初期車は台車などを一部流用しつつ、車体などは新規増備車と 同様に改造された。製造メーカ多く、期間も長い上、運用中の改造、塗装変更なども何度もあったため 非常に形態が多い。

EF58BANDAI B-train
ぶどう色と呼ばれる登場時の茶色のもの。手前からヒサシ(つらら切り)付き大窓ビニロックフィルター側面梯子ケコミあり、小窓ビニロックフィルター側面梯子ケコミあり、小窓原型フィルター側面梯子ケコミなし。
実車には先台車が付いているがBトレインでは再現が困難。とはいうもののキット付属の簡略化された 車体に貼り付けるデッキパーツのままでは締まりがなさすぎるため、キット部品を核に若干のディテールアップ。
パンタグラフは手前のもののみ初期の両襷のPS14、後の二両は片襷のPS15。
側面。側面の三つの正方形の窓にはプラ板を嵌めガラスを再現。室内は若草色に塗装。
有名であるものの実際には1956年からの五年ほどだけであった通称青大将塗装。手前から小窓原型フィルター側面梯子ケコミなし、ヒサシ(つらら切り)付き大窓原型フィルター側面梯子ケコミなし。
裾が黄色に塗られているのでデッキが目立つ。
この両形式もパンタグラフが違う。
側面。
手前は青大将塗装終了と前後して20系客車と塗装を合わせた寝台特急色と呼ばれる塗装。 奥はさらにその後の1965年以降に施された直流電機標準色。
手前の寝台特急色は小窓原型フィルター側面梯子ケコミなし、奥の標準色は小窓ビニロックフィルター側面梯子ケコミあり。
標準色はキットの塗装済みのものは前面のクリーム色部分の塗分け位置が違ったのでその部分を再塗装。
側面。
キットのものをベースに大量増備中のデッキパーツ。
'23年 10月完成
231123掲載

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